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更新日時:2007年2月27日
腰痛について 

【写真1】正常の腰椎・椎間板のMRI


【写真2】椎間板ヘルニアのMRI

 程度の差はあれ、多くの方が腰痛を経験していることと思います。一生のうち、8割の人が経験するとも言われています。

 腰痛の原因は数多くあり、脊椎・椎間板の異常(椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症状、変形性脊椎症、腰椎分離症、脊椎すべり症、圧迫骨折など)、内臓疾患(腎臓・尿管結石、腹部大動脈瘤、婦人科疾患など)など特定できないこともあります。 特定される原因の中でもっとも多いものは、筋肉や靭帯の捻挫、いわゆる“ぎっくり腰”と言われているものです。

 これは通常、腰部の狭い範囲に限られた痛みで数日の安静で症状が改善するものが多く、一般に脚部へ痛みが放散することはありません。 これに対し、腰椎椎間板ヘルニアは腰部の痛みの数日後に脚部に放散する強い痛みが現れて、咳やくしゃみで痛みが増強、安静時には痛みが和らぐという特徴を持っています。 腰痛の診断にはMRIが有用とされます。

 椎間板ヘルニア【写真2】も、安静・保存的治療で8割くらいの症例で症状が和らぎますが、痛みが激烈な場合や足の運動障害が明らかな場合などは手術の適応となります。

 腰椎椎間板ヘルニアは比較的若年者に多く(30〜60歳代)、70歳代を過ぎると腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)が多くなります。 腰部脊柱管狭窄の症状は腰痛、下肢痛の他に間欠性跛行(少し歩くと足の痛みやしびれが出現し歩行を続けられず、休むと症状が回復し歩ける)が特徴的です。 この場合、保存的治療をおこなっても効果が表れにくいことが多く、症状が進行する場合は手術が考慮されます。 ただの腰痛と侮らずに、思い当たるところがあれば一度検査を受けられることをお勧めします。

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