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発寒脳神経外科
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更新日時:2007年4月3日

慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)について


【写真1】正常の脳のMRI


【写真2】慢性硬膜下血腫のMRI
黄色枠の白い箇所が血液です。写真1と比べて血液が脳を圧迫しています

頭部打撲をきっかけに、3週間以上経った時期に、頭蓋骨の内側の硬膜脳との間の「硬膜下腔」という隙間に、ゆっくりと血液が溜まって脳を圧迫する病気のことをいいます。

日常気に留めない程度の軽い頭部打撲で生じることもあります。 高齢、男性に多くみられます。外傷の既往が不明なものも少なくありません。

典型な例では、頭部外傷後、数週間まったく無症状の時期があり、しだいに頭痛、嘔吐、片麻痺、しびれ、失語、ぼけ症状などが進行してきます。ボケだけで発症するものもあり、比較的急速にボケ症状があらわれた場合は慢性硬膜下血腫も考慮すべきとされています。慢性硬膜下血腫による認知症は、治療可能な認知症として重要です。

 CT、MRIなどで容易に診断がつきます。通常は一側ですが、時に両側に出現することもります。 治療は、簡単な手術で治るものが多く、手術をお勧めします。多くの脳神経外科施設で件数が最も多い手術の一つです。

保存的治療(点滴・内服など)で治ることもありますが、手術治療に比べ、長時間を要します。

週単位でじわじわと悪化する頭痛や手足の運動障害が起こってきたら、脳神経外科での検査をおすすめします。 1〜2ヶ月前に頭部を打撲した場合には、この病気の可能性がありますのでご注意下さい。

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