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発寒脳神経外科
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更新日時:2007年6月5日

一過性脳虚血発作について

脳の一部への血流が一時的に極度に低下し脳の血管が遮断された結果起こる、短時間の機能障害のことをいいます。症状が起きても多くの場合は1時間以内に消失します。

<症状として>
内頚動脈系では
運動障害・感覚障害・言語障害・視覚視野障害など

椎骨動脈系では
運動障害・感覚障害・視覚視野障害・歩行障害、嚥下障害、構語障害、めまいなど
さまざまな組み合わせで見られます。


<原因として>

1.頚動脈や椎骨動脈、心臓の中にできた微小血栓(血の塊)が脳血管を一時的に閉塞する場合
内頚動脈などの動脈硬化をおこした血管壁に形成された血の塊(壁在血栓)が遊離して末梢の脳動脈を閉塞。短時間にこの微小血栓が溶けて血流が再開されれば神経症状は消失します。

2.脳動脈の狭窄があり、血圧低下や低酸素状態により脳虚血をきたす場合(脳循環不全)
脳動脈に狭窄があって、やっと血流が保たれている状態で、血圧が低下したり、不整脈や低酸素状態が起こって血流量が不十分となり神経症状が出現します。

3.その他(血液の異常など)

があります。


【写真1】頚動脈エコー正常例


【写真2】動脈硬化−プラーク

丸で示した部分

一過性脳虚血発作は短時間で症状が消失するため、軽く考えがちですが、数年の経過のうちに20〜40%が脳梗塞を発症するとも言われています。場合によっては、内服治療や手術が必要になることがあります。脳梗塞の前ぶれと考えられるので、早めに専門医でMRAや頚動脈エコーなどの検査をうけられたほうが良いでしょう。

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